ボートレースファンなら一度は足を運びたいほど人気の高い「蒲郡競艇場」。この記事では「蒲郡島競艇場に行くから的中率を高くしたい」方に向けて、
- 水面の特徴
- 傾向
- 予想のコツ
について解説していきます!
水面の特徴は?:全国1位の水面の広さを誇り比較的穏やか
愛知県の蒲郡市にある「蒲郡競艇場」。水面の特徴についてご紹介していきます!
水質 | 干満の差 | 風の強さ | 波の高さ | 水面の広さ |
汽水 | 無し | 普通 | 低い | 普通 |
特徴①:水面は穏やかで汽水
蒲郡競艇場は、水面の水質は海水と川の水が混ざった「汽水」。地理的には海に面しているものの、湾内にコースが設置されています。
また、水門などでも管理しているためか、潮の満ち引きや波の影響も少ないです。よって、水面は穏やかであることが多いです。
特徴②:強風が吹くことが比較的少ない
蒲郡競艇場は、強風が吹くことが比較的少ない静水面のレース場です。スタンドや電光掲示板、防風壁などに風が遮られるためですね。
さらに、2014年にオープンした1マーク側の新スタンドや2マーク側の立体駐車場により、風の影響が減ったそうです。
しかし、強風が吹くとスタンドに当たって風が舞います。その影響で、スタートが難しくなるとも言われています。そのため、スタートで攻める展開を買う時は風速に注意したいですね。
特徴③:全国1位の水面の広さを誇る
蒲郡競艇場は、全国24場の中でも一番の広さを誇ります! なんと、第1ターンマーク明けのコース幅が156.7mもあるんです。
さらに、2マークからスタンドまでが66.7mと比較的広いレイアウト。
そのため、選手は1マーク・2マークともに全速で握って攻めることができます。さらに、豪快なターンを観ることができる競艇場としても有名ですね。
傾向は?:「まくり差し」が強い
蒲郡競艇場の傾向として
- 全体的に「まくり差し」の比率が高い
- 選手の実力の差がはっきり出る
- 時間帯によってイン1着率が変化する
以上の3つが挙げられます。1つずつ解説していきます。
傾向①:「まくり差し」が高い
蒲郡競艇場での決まり手は、「まくり差し」が高いと言われています。そこで、コース別の決まり手を表でまとめました。(集計期間:2019/06/01~2019/08/31 単位:%)
コース | 逃げ | まくり | 差し | まくり差し | 抜き | 恵まれ |
1 | 97.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.7 | 0.0 |
2 | 0.0 | 26.2 | 68.8 | 0.0 | 4.9 | 0.0 |
3 | 0.0 | 36.0 | 14.7 | 39.3 | 9.8 | 0.0 |
4 | 0.0 | 55.2 | 7.4 | 23.8 | 10.4 | 2.9 |
5 | 0.0 | 9.6 | 6.4 | 77.4 | 6.4 | 0.0 |
6 | 0.0 | 20.0 | 0.0 | 70.0 | 10.0 | 0.0 |
上の表を見ると、3、5、6コースが最も「まくり差し」が高いことが分かります。まくり差しは水面が広いほど走りやすいので、スピード勝負になりやすくなりますね。
そして、スピード勝負になると旋回半径が大きくなるため、選手は「まくり差し」を行いやすくなっているんです。
結果、蒲郡競艇場ではまくり差しの比率が長くなるんですね。
傾向②:選手の実力の差がはっきり出る
コース幅が全24場の中で最も広い蒲郡競艇場では、選手の実力の差がはっきり出るレース展開を見せます。
これは、旋回する際に対岸にぶつかる危険性が少ないためです。また、インコースも握って回ることが多いため、ほぼ全レースがスピード勝負になります。
よって、風の影響も受けにくく、安定板が付くこともありません。選手は、自分の力を存分に発揮できるレース場になっているんですね。
傾向③:時間帯によってイン1着率が変化する
蒲郡競艇場では、2006年から公営競技場初のオールナイターで開催されています。そのため、インの1着率が前半と後半で変化する傾向にあります。
前半、後半をまとめてみましょう。
前半 | 後半 | |
1号艇の選手 | B級選手 | A級選手 |
イン1着率 | 低め | 高め |
時間帯の傾向 | 気温が高く回転が上がらない | 気温が下がり回転が上がる |
前半の1、2RではオールB級戦もあり、混戦・波乱傾向です。
一方の後半戦は、8R以降は1号艇にA級選手が入り、イン1着率は何と60%を超えています。
つまり、ナイターレースを開催する蒲郡競艇場では、暗くなるにつれてインが強くなる水面と覚えておきたいですね。
予想のコツは?:1,5コースは舟券に絡みやすい!
平和島競艇場での予想のコツをまとめると、
- 1コースは舟券に絡みやすい
- 2コースから4コースまでの勝率が横並び
- 5コースも舟券に絡みやすい
以上の3つです! 順番に解説していきます!
コツ①:1コースは舟券に絡みやすいため低配当レースになりやすい
蒲郡競艇場は、1コースが舟券に絡みやすいため低配当レースが多くなります。最近3ヶ月のコース別入着率をまとめました。(集計期間:2019/06/01~2019/08/31 単位:%)
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | |
1コース | 56.9 | 17.6 | 9.5 | 7.0 | 5.1 | 3.6 |
2コース | 15.6 | 25.6 | 19.0 | 14.6 | 13.0 | 12.0 |
3コース | 11.3 | 22.1 | 22.2 | 16.2 | 16.4 | 11.5 |
4コース | 9.4 | 17.5 | 22.0 | 18.1 | 19.8 | 12.9 |
5コース | 6.0 | 12.9 | 15.8 | 25.1 | 23.2 | 16.8 |
6コース | 2.1 | 5.6 | 13.0 | 20.2 | 22.1 | 36.9 |
上の表を見ると、1コースの1着率は50%程。1号艇に主力選手を配置していることが多いので、低配当になりやすいんですね。
コツ②:2コースから4コースまでの勝率が横並び
蒲郡競艇場では、2〜4コースにかけては1着率の勝率がほぼ横並びです。
この要因も、コース幅の広さによって、2〜4コース艇の選手が「まくる」ことにためらわずにレースができるためです。
特に4コースの1着率は、例年上位で推移してカドが利きやすい水面。そのため、2〜4コースの勝率は横並びになりやすいんですね。
コツ③:5コースも舟券に絡みやすい
5コースは、他の場と比べても勝率が高めで舟券が絡みやすくなっています。
決まり手は他のコース同様「まくり差し」が優位です。特に、センターがまくりで攻めそうな場合は、5コースのまくり差しも想定しておいた方が確実ですね。
またアウトコースであればあるほど、第1ターンマークへの進入角度が浅くなります。結果、選手はスピードを落とさずにコーナーに入ることができるんです。
勝率を上げるためには、5コースもしっかりチェックすることをおすすめしますよ!
まとめ:どのコースも予想する際には注意が必要!
オールナイターで開催されている蒲郡競艇場の特徴や予想のコツについて解説しました。
〜蒲郡競艇場のまとめ〜
- 全国1位の水面の広さを誇る
- 1、5コースは舟券に絡みやすい
- 2〜4コースの勝率は横並び
- 「まくり差し」が優位
- 時間帯によってイン1着率が変化する
蒲郡競艇場は、第1ターンマークとバックスタンド側の距離が日本一広いレース場です。しかし、人気のボートレース場なだけあって、一般的なコース設定となっています。
そのため、選手の実力や機力がそのままレースの勝敗を分けることも。
そこで、予想の際は、1コースを舟券に絡めつつ2〜5コースにも注意しながら判断することをおすすめします。
ぜひ、蒲郡競艇場の特徴をマスターし、レースを予想してみてくださいね!
【参考記事】