競艇場

【戸田競艇場】水面特徴、傾向、予想のコツをまとめて紹介!

1964年の東京オリンピックでボート競技の競技会場に使われた、埼玉県戸田市・戸田競艇場。この記事では「戸田競艇場での的中率を上げたい!」という方に向けて、

  • 水面の特徴
  • 傾向
  • 予想のコツ

について解説していきます!

水面の特徴は?:日本で一番狭い水面!

戸田競艇場の水面の特徴についてご紹介していきます。

水質 干満の差 風の強さ 波の高さ 水面の広さ
淡水 なし 弱い とても低い 狭い

特徴①:淡水の水質で年間を通じ穏やかな波

戸田競艇場の競走水面はプールで水質は淡水です。波は、一年を通して穏やかな傾向にあります。

原因は、人工的に作られた池を使っているから。1940年に戦争の影響で中止になった幻の東京オリンピックのために整備された戸田漕艇場の西部を利用しているんです。

そのため、波の高さはあまりありません。

特徴②:穏やかな水面で無風状態が多い

戸田競艇場は、比較的穏やかな水面状況が続きます。2018年のデータでは、無風状態が33%を占めています。

無風時はスリットが揃いやすく、イン勝率が上昇傾向です。しかし、風の影響を受けやすい季節もあるのでやはり風を考えずに予想することは困難と言えるでしょう。

  • 春:向かい風→ダッシュスタートの「まくり」が有効になりやすい
  • 冬:追い風→「差し」が有効になりやすく、「まくり」が失敗する傾向にある

特徴③:全国で一番狭い水面

戸田競艇場は、全国で一番狭い水面です。コース幅は102.5m、1マークのバック側が70.5m。さらに、第1ターンマークとスタンド側との距離は37mしかありません。

特に第1ターンマークでは、全艇が密集する形になります。つまり、1コースでもスタートが少しでも遅れると、厳しいレース展開となってしまうんです。

これは、元々が漕艇場として人工的に開削された水面であるため。しかし、会場が小さい分、インコース以外が勝ちやすいメリットがありますよ!

 

傾向は?:インコースが弱いが4コースが強い!

戸田競艇場の傾向として

  • インコースが全国で最も弱い
  • 4コースの1着は「まくり」が6割を占める

以上の2つが挙げられます。1つずつ解説していきます!

傾向①:インコースが全国で最も弱い

戸田競艇場は、「イン最弱」のレース場と言われています。最近3ヶ月のコース別入着率をまとめました。(集計期間:2019/06/01~2019/08/31 単位:%)

1着 2着 3着 4着 5着 6着
1コース 43.1 18.7 11.9 9.0 7.9 6.1
2コース 14.4 23.2 19.9 17.7 11.3 10.0
3コース 16.7 1 20.4 17.6 17.1 13.5
4コース 18.4 15.3 18.2 18.9 18.4 15.3
5コース 5.1 15.2 17.3 18.7 23.4 16.2
6コース 3.0 8.6 14.0 18.8 21.5 34.2

最近3ヶ月のイン1着率は、43.1%。これは、全24場中で最下位の成績です。

1コースの勝率が低い原因は、第2ターンマークよりも第1ターンマークの方が客席側に近い位置に設置されているから。

インコースを走る選手は、スタートから第1ターンマーク付近まで斜めに走る必要があります。そのため、イン選手がスタートで失敗したときに、スタートの遅れを取り返すのが難しいんですね。

傾向②:4コースの1着は「まくり」が6割を占める

インコースが最弱な戸田競艇場。しかし、4コースは全国トップの1着率を誇ります。2~6コースの1着率ベスト5を見ると次のようになります。

2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 江戸川  19.2% 鳴門         15.6% 戸田         15.7% 戸田          7.8% 江戸川       4.9%
2 びわこ     17.3% 戸田         15.5% 平和島     13.5% 平和島      7.7% 常滑          3.5%
3 三国         16.5% 江戸川      15.4% 常滑         12.5% 桐生          7.4% 平和島       3.4%
4 住之江     16.2% 三国         14.2% 丸亀         12.4% 常滑          7.0% 鳴門          2.9%
5 平和島     16.1% 福岡         14.2% 鳴門         11.9% 尼崎          7.0% 津              2.5%

上の表から、特に4コースの1着率が高いことが分かります。また、コース別の決まり手をまとめました。(集計期間:2019/06/01~2019/08/31 単位:%)

コース 逃げ まくり 差し まくり差し 抜き 恵まれ
1 93.7 0.0 0.0 0.0 5.8 0.3
2 0.0 20.3 67.9 0.0 9.7 1.9
3 0.0 41.5 16.9 33.8 7.6 0.0
4 0.0 48.6 13.1 30.2 7.8 0.0
5 0.0 16.0 6.0 52.0 18.0 8.0
6 0.0 20.0 13.3 60.0 6.6 0.0

4コースは真っすぐ走るだけでインを潰せます。そのため、1着の決まり手も「まくり」が多い傾向になるんですね。

 

予想のコツは?:他コースも考えて舟券を買う!

戸田競艇場での予想のコツをまとめると、

  • 「競艇=1コースが強い」の考えは捨てる
  • スタートで飛び出した選手が有利になりやすい
  • 消音型モーターはパワーが減退しない

以上の3つです! 順番に解説していきます!

コツ①:「競艇=1コースが強い」の考えは捨てる

先述している通り、戸田競艇場はインコースが全24場で最下位。つまり、「競艇=1コースが強い」という考えが通用しないレース場なんです。

そのため、予想の際はインコースを軸に考えると勝つことは難しいと言えるでしょう。選手のコンディションや風の状況と合わせると、初心者の方でも予想がしやすいと思います。

コツ②:スタートで飛び出した選手が有利になりやすい

戸田競艇場は狭いという特徴があるため、第1ターンマークをフルスピードかつ「まくり」を行う選手が有利になりやすいです。

また、第1ターンマークで「差す」選手は1着になれず、2着止まりとなる場合が多いのですが、第2ターンマークでは、差した選手がそのままゴールインすることが多々あります。

第2ターンマークで差すと、バックストレッチ側を走っている際にアウトコースにいる選手が有利になるんですね。

そこで、舟券を買う際は、出走表の平均スタートタイミングや展示タイムをチェックしておきましょう。どの選手がスタートが速いのかを見極めるのもおすすめです。

コツ③:消音型モーターはパワーが減退しない

戸田競艇場では消音型モーターが活用されています。消音型モーターは、通常の消音型と違い、消音カバーが装着されていません。そのため、パワーが減退しないんです。

しかし、標準型と比べると出足関係の性能は落ちる傾向にあります。予想の際は、モーター交換の時期なども考慮することをおすすめします。

ちなみに、戸田競艇場ではモーター交換を毎年7月に行なっています。特に7月以降8、9月は、まだデータも定まっていないので予想の際は要注意です。

 

まとめ:どのコースの艇でも勝てる可能性が高い

淡水で狭いことから引き波が残りやすく、ターンマークでの逆転劇も多い戸田競艇場について解説していきました。

〜戸田競艇場のまとめ〜

  • インコースが全国で最下位
  • 4コースの1着率は全国トップ
  • 4コースの1着は「まくり」が6割
  • スタートで飛び出した選手が有利になりやすい

全国で最もインコースが弱い戸田競艇場。しかし、4コースの勝率が全国トップ! コース幅が狭い分、どのコースの艇でも勝てる可能性が高いと言えます!

さらに、展開や出目にも法則性が無いので、高配当が出やすくなっていますよ。

ぜひ、戸田競艇場の特徴をマスターし、レースを予想してみてくださいね!

 

【参考記事】

戸田競艇場(公式)

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